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アンインストールに気を遣うのはmacOSも同じ

遥か昔、漢字Talk時代のMacOSから「Macでのアプリ（ソフト）のアンインストールは、アプリアイコンをゴミ箱に入れて空にするだけだから簡単」という風潮があってたように記憶しています。
それはそのまま今でも続いているようにも感じることが偶にあります。

しかし、MacOS時代からアプリは初期設定ファイルを作ってましたし、アプリインストール時に必要な機能拡張ファイルがインストールされることもありました。
現在のmacOSでも、形は変わってもそれは同様です。

ですから、アンインストール時はそれらのファイルを削除するのがOSの健全を守るためにも必要なコトだと言えますが、普段は隠されているライブラリディレクトリから関連ファイルを探し出すことなど、詳しくない人にそれを求めるのはあまりに酷。

という訳で、AppCleaner.app（公式サイト）の登場です。

使い方は、ただアプリアイコンをドラッグ＆ドロップするだけ

機能が豊富で使い方が小難しかったら無意味ですが、これはシンプルにアンインストールしたいアプリアイコンをドラッグ＆ドロップするだけの簡単操作。

起動すると、下のアプリウィンドウが開きます。

そこにアンインストールしたいファイルをドラッグ＆ドロップします。

すると、関連ファイルが表示されます。

チェックが予め入っているものは概ね削除しても良いでしょうという提案で、チェックが入っていないものはもしかしたら他のアプリでも使っているものかもという意味として捉えてください。
この中で、ファイル名の中に当該アプリの固有名詞が入っているものは、ほぼ間違いなく当該アプリの関連ファイルとみて間違いありませんので、チェックを入れてOKです。
ただし、当該アプリの固有名詞が一般名詞的な名称だった場合は、少し考慮が必要です。
また、当該アプリの固有名詞が一切入っていないファイルについては、確信がなければチェックを入れるべきではありません。
他のアプリで使われている機能拡張系ファイルを削除してしまうと、そのアプリが起動しなくなったり、動作不良になってしまいますので、お気を付けください。

その選別が完了したら、最後にウィンドウ右下の【Remove】ボタンをクリックすると、チェックを入れたファイル類が削除され、アンインストール完了となります。

アンインストール時はマメに実行するのが肝要

不要なファイルが残っていると、OSは必要なファイルを探す際に不要なファイルが大量に混在する中から探さなくてはいけなくなり、その分必要なファイルを探すのに時間を要することになります。
引いては、Mac全体の動作が遅くなる・不安定になる原因ともなり得ます。
アプリアイコンを削除してしまった後にAppCleaner.appと同じコトを手動でやるのは困難ですし、時間が経ってしまった後であれば尚のことです。
アンインストール時は常にやる、を心がけましょう。

迷惑アプリの削除にも

有名な迷惑アプリ（アドウェア）のMacKeeperなど、よく分からない内にインストールされていたアプリのアンインストールの際にも有用です。
関連ファイルを残しているとそいつが悪さをすることもあります。
AppCleanerでは見つけられないような悪質なものもありますが、それらにはウイルス対策ソフトで対処してください。