ちょっとだけ自分で更新したいけど…
自分の会社、または店舗のWEBサイトで、
- 簡単な一行ニュースをトップページに入れる
- メニューの価格を1か所だけ変更する
- 日替わりでテキストを差し替える
といったような更新を自分で行いたい、と思っていらっしゃる方はいませんか?
ただ、そのための仕組みはお金がかかるし、そこまで大掛かりな更新をしたいわけではないから、そんなにお金はかけられない。そう思いながら、ちょっとした更新でも制作会社にお願いしているケースも少なくないと思います。
実際に、クライアント様が自分でWEBサイト更新できるようにするためにはCMS(コンテンツマネージメントサービス)という機能が必要になり、導入するには割とコストがかかります。
ただ、上記のような「ちょっとした」更新をしたいだけならば、わざわざCMSは…と思われることでしょう。
そんなケースには、GoogleスプレッドシートとWEBを連携させることで、テキスト部分をクライアント様で更新できる、簡易的なCMSのようなものを導入することができます。
Googleスプレッドシートって何?
Googleスプレッドシートとは、一言でざっくりと言うと、ネットで使えるエクセルです。
厳密にはエクセルではありませんが、似たような機能を持っている計算表ソフトをネット上で扱うことができるサービスです。もちろん保存もできますし、他の人と共有することも可能です。
しかも、このGoogleスプレッドシートは、WEBサイトから呼び出し、データを取得することができるのです。
この機能を使うことで、クライアント様がスプレッドシートを更新すればWEBサイトに反映される、という仕組みが可能になります。
さらに、Googleスプレッドシートはスマホや専用アプリからも更新が可能なので、お店などをやっている方はリアルタイムな更新を現場から行うことも可能になります。いちいち自宅に戻る必要はありません。
サンプル
2つのサンプルを用意しました。日付とメッセージを入れる「一行ニュース」と、表がそのまま反映される「メニュー表」です。
まずはスプレッドシートの方をご覧ください。
一行ニュース スプレッドシート
メニュー表 スプレッドシート
エクセルのような画面が表示されたと思います。
ただし、持ち主以外の人がアクセスしても編集はできないので、閲覧のみが可能となっています。
ちなみに、どちらも同じページで、シートを分けているだけなので、下方のタブで切り替えることが可能です。
そして上記の各シートを読み込んで反映させたページが下記のリンクになります。
一行ニュース WEBページ
メニュー表 WEBページ
テキストだけを読み込んで表示しているので、デザインなどはサイトのものをそのまま使用できます。
もちろんスプレッドシートを編集すれば、即座にWEBサイトに反映されます。
できること、できないこと
今回は文字のみの読み込みで行っていますが、じっさいにはセルの情報など、複雑なデータも読み込むことが可能です、また、読み込みだけではなくWEB経由で更新することも可能になっています。
ただ、やりたいことを増やし過ぎると複雑になり、結果としてCMSの方が安くなるという可能性もありますので、あくまでシンプルな使い方に限定する方が良いかと思います。