【前回のあらすじ】
ヤマザキマリ先生の講演会の聴講券がもらえず真顔で展示室に向かうマリンバ。しかし更なる事態がこのあと待ち受けてた!
という感じで、展示室へ。
チケットの半券を手渡されると同時にスタッフの方が
「まだ届いていない作品がございますので、届き次第こちらの半券を持ってきていただけたら無料で入場できます」
| 2019.08.07 札幌展 作品到着遅延のお知らせ
え!まだ届いていない作品があると!(2019年9月1日 現在)
知らなかった!!という顔をしていると妹が「私は知ってた」という顔をしていた。 さらに「無くても大丈夫」かと言いたそうな堂々とした表情に見え、姉として動揺したことをバレてはいけないとポーカーフェイスを決めた。
半券をもらい少し進むと音声ガイドの貸出をしていた。
ある意味今回の展覧会は音声ガイドがすごく楽しみで来ていた。なぜならカラヴァッジョの知識はゼロだし、あの「かっこいい犬」を描いた田辺誠一さんの説明聴きながら見る絵画は絶対楽しめるだろうと思っていたから。 私は 600円を財布からとり、わくわくしながら 「貸してくーださい!」と声をかけると「まだ届いていない作品の音声ガイドもありますが、大丈夫でしたでしょうか?入場は半券で出来ますがこちらは1回のみとなっています」
はっ!そうだった!!!3歩あるいてすっかり忘れてたという顔をしていると妹が「次回きちんと全部見るなら次回でいいでしょ?」と言われ、私は動揺しながらも内心、冷静な判断をする妹のようにクールに生きれなかった人生を悔いた。